膝の痛み【変形性膝関節症について】

【変形性膝関節症とは?】

朝起きがけや歩き始め、階段を降りる際などに膝が痛いと感じることはありませんか?
中高年になると膝の痛みを感じる人が増えます。
その多くが、変形性膝関節症といわれる病気です。変形性膝関節症とはどのような病気で、どのような症状が起こるのでしょうか?
変形性膝関節症の症状は一気に現れるものではなく、何年にもわたって少しずつ進行していくのが特徴です。

男子比では筋力の少ない女性に多く、ホルモンバランスや日常生活の膝への負担のかかり具合、また遺伝的素因も関係しています。
変形性膝関節症は、関節の負担をやわらげる為のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などによりすり減って、神経に触れて痛みが生じる病気です。
軟骨がすり減った分、膝関節の骨と骨のすき間が狭くなり、骨の端にトゲのような骨棘ができたり、骨が変形したりします。また、関節をおおっている関節包と呼ばれる繊維膜の内側に炎症が起こるため、黄色味がかった粘り気のある液体が分泌され、いわゆる「膝に水がたまった」状態になります。

【症状】

変形性膝関節症は時間をかけて徐々に進行していき、段々と症状が重くなっていきます。変形性膝関節症の進み方を3つの段階に分けてみていきましょう。一度すり減ってしまった軟骨は元には戻らないので、できるだけ早く治療を始め、病気の進行を食い止めることが大切です。

《初期症状》

起床後、膝を動かし始めたときに膝のこわばりを感じます。起き上がったり、歩き出そうとしたりすると、なんとなく膝がこわばる、重くて動かしにくい、はっきりわからないような鈍い痛みを感じるなどの自覚症状が現れます。しかし、しばらくからだを動かすと自然と治まるため、あまり気にならない場合が多いようです。もう少し症状が進むと、正座や階段の上り下り、急に方向転換したときなどに痛みを生じるようになります。

《中期症状》

中期になると、痛み出してから休むと治まっていた膝の痛みが、なかなか消えなくなります。立ち上がる動作、正座や深くしゃがみこむ動作、階段の下りなどが、膝の痛みがつらくて困難になります。特に膝の内側を中心として周りにも痛みが生じますが、関節内部の炎症が進むため、膝が腫れて熱感も生じます。関節液の分泌量が増えるにしたがい、膝の変形が目立つようになるほか、関節がすり減って摩擦が大きくなるため、歩くときしむような音がします。  

《末期症状》

膝のクッションである関節軟骨がほとんどすり減り、骨同士が直接ぶつかるようになります。この段階になると、初期、中期段階でみられた症状がすべて悪化して、普通に歩いたり、座ったり、しゃがんだりするのも困難になります。日常生活にも支障をきたし、行動範囲が狭まるため、精神的な負担も大きくなりがちです。

 

【当院で推奨する運動療法】

運動療法の効果

・痛みによって緊張した筋肉をほぐす
・痛みや緊張で拘縮した関節の可動域を拡大する
・血行を良くする
・痛みの軽減
・痛みをきっかけに低下した筋力を向上させる
・運動機能を回復させる
・変形を遅らせ、現状を維持させる

《当院で推奨する膝のトレーニング方法》

ボールトレーニング

座位にてボールを膝に挟み(7割程度の力で)持続的な力で圧迫しながら、膝を左右交互に上げていきます。

左右10回ずつを3セット行なって下さい。
1日3回ペースにしましょう。
椅子に座って鍛えられる為、比較的楽にトレーニングできます。

鍛えられる筋肉↓

大腿四頭筋、内転筋

ヒップリフト

仰向けで膝をたてた状態になります。
そこからお尻を床から離し、まっすぐへの字になるように上げていき、ゆっくり下ろします。

これを10回3セット行なって下さい。
こちらも1日3回を目安に行いましょう。

鍛えられる筋肉

中臀筋、ハムストリングス、内転筋、体幹の筋肉

ポイントとしては、お尻を締め、踵に体重を乗せて上げていきますが、お腹にも意識をする事で体幹を鍛えられます。

 

【効果的な治療法】

マッサージ

テーピング

超音波


他にも

・鍼治療
・電気治療
・EMS
・ストレッチ

など様々な治療を行います。

エース整骨院八千代大和田
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20時まで診療
女性スタッフ3名
鍼治療
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