野球肘の治療【効果的な鍼治療】

【野球肘とは】

野球肘とは、成長期にボールを投げすぎることによって生じる肘の障害を野球肘といいます。
症状としては投球時や投球後に肘の内側に痛みが生じます。
肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。

野球肘は他にも下記のような症状との繋がりがありますので、注意してみていく必要がある疾患です。

(鑑別診断)
離断性骨軟骨炎
骨端軟骨損傷
靭帯損傷(内側側副靭帯など)
変形性関節症

野球肘を一度発症すると、長くかかる場合が多く、長期間にわたり肘を休ませることが必要になる場合もあるため、症状がでないよう、日々のケア(ストレッチ、マッサージ、電気治療、超音波、テーピング、アイシング、温熱など)や予防が必要です。

【原因】

繰り返しボールを投げることによって肘への負荷が過剰となり、炎症がおきることが原因です。

肘関節には多くの骨や軟骨、靭帯、腱などが存在していますが、投球動作を繰り返すことで、これら各組織に負担がかかり続け、各組織を傷つけてしまいます。

筋肉が骨を引っ張る牽引力によって生じたり、軟骨がこすれてしまうことで痛みが生じたり、悪化すると軟骨がはがれ落ちてしまったりすることもあります。投球動作で軟骨が障害を受けるのは、成長期にある小児にみられることが多いです。

放置して進行してしまうと、離断性骨軟骨炎(関節鼠)、骨端軟骨損傷、靭帯損傷、変形性肘関節症などという症状に移行する場合があり、予後不良となります。

野球肘は、投球動作に関連した肘の酷使によって生じることが多いですが、野球をしている方すべてに生じるわけではありません。
成人でも、仕事や家事、スポーツなどで肘に負担がかかる動きは多々あり、その動作の繰り返しによって、野球肘を引き起こします。

お子様の場合、成人と比べて身体の構造が発展途上です。
成長期では筋肉や骨、靭帯など肘周囲の組織が上手く噛み合わなかったり、身体全体のバランスがうまく保てず投球動作でのフォームが崩れやすいなど、様々な要素が深くかかわってきます。
さらには練習日数や時間も長い為、肘にかかる負担を軽減するのは中々難しくなります。

ストレッチなどのケアは勿論ですが、親御さんも、お子様の将来を考え、無理させすぎず、休ませてあげる事も必要となります。

【症状】

野球肘を発症すると、投球動作の際や投球後に肘に痛みを覚えるようになります。肘関節は複雑な構成をしていることから、肘の内側や外側、後ろ側など、損傷を受けた場所に応じて痛みを感じる場所も異なります。

症状↓

・運動痛(投球動作)
・熱感
・腫脹
・安静時の痛み
・可動域制限
・クリック音(雑音)
・圧痛

また、悪化すると肘の可動域に制限がかかり、肘の曲げ伸ばしがうまくいかなくなることもあります。軽いキャッチボールでも激痛が生じたり、突然動かせなくなることもあるため、注意が必要です。

【野球肘に対する鍼治療】

程度が軽い初期段階であれば、投球動作を一時的に控えて肘を休ませることで治癒することも期待できます。ただし、数か月以上に渡って投球動作を控えることが求められる場合もあります。
ですので、早期の治療、また休息が必要となります。
違和感を感じたら、すぐにお近くの整骨院などへ受診してみて下さいね!

エース整骨院八千代大和田
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