スポーツ外傷の治療(ハムストリング編)
【スポーツ外傷について】
学生さんは夏休みに入り、合宿や大会など、普段以上に身体に負担や疲労が蓄積されてくると思います。
そういった中で、寝不足、クーラーでの下肢の冷え、暑さでの身体の水分・塩分などの栄養分が過度に失われていく事も重なり、競技中の怪我(スポーツ外傷)が増加していきます。
多少気になっていたり、痛みが出始めている、さらには元々痛いまま我慢してきた。こういった場合、外傷が起こりうるリスクが高まります。
なるべく早く、悪化する前に本人が気づき、メンテナンスをしてあげる。または競技を一旦休ませる。
これが1番大事ではありますが、実際のところは、休みずらい空気の中で日々練習していると思います。
ただ、長い競技生活をしていくうえでは、目先の結果より、長い目で見ていき、怪我なく取り組めていく方が絶対いいと思います。
ですので、エース整骨院に来院されているアスリートの方々には、勇気を持って休むようにと日々伝えております。
皆さんも、怪我の少ない選手生活を送る上で、ご自身の身体どしっかり向き合って、大事にしていきましょう!
【ハムストリングの肉離れについて】
さて、今回はダッシュや踏みこみが多いスポーツで頻繁に起こる、ハムストリングの肉離れの治療についてです。
ハムストリングとは、モモのうしろの三つの筋肉の総称をいいます。
この筋肉は股関節を伸ばし、膝を曲げる運動に携わっており、ダッシュなどを繰り返す動作が多いサッカーや陸上などのスポーツでよく起こります。
ハムストリングス筋の画像↓
これに加え伸筋、屈筋のパワーバランスや成長期、構造的な問題も考えられます。
さらには、ストレッチ不足、寝不足、不十分な食生活などによりリスクが高まりますが、日頃から身体をしっかりとケアしている方が、肉離れになる可能性は格段に低くなります。
もし競技中に痛めてしまった場合、軽度だとしても、まずは初期のセルフケアが重要になります。
これをするかしないかで、治癒までの期間が変わってきてしまいます。
☆RICE処置
R安静
I冷却
C圧迫
E挙上
この4つの項目を覚えていて下さい。
怪我をした後すぐにこれをやることにより、治りを早くすることができるのです。
ハムストリングの肉離れは、怪我の程度により変わりますが、治癒までに2〜4週間から長くて3ヶ月程かかかる場合がありますが、治療+リハビリ+セルフケアを適切に行うことでより早く治す事ができます。
エース整骨院では、超音波エコー診断を行っております。
エコー診断により、レントゲンで分からなかった筋肉、靭帯、軟部組織の怪我の確定的な診断が可能となり、治癒までに逆算して治療メニューを組む事ができます。
小学生から大学生、大人のアスリートの方までいらしてますので、怪我でお困りの方は、一度お問い合わせください。
超音波エコー診断
干渉波&ハイボルデージ治療
アイシングをしながら治療していきます
キネシオテープを用いて、アスリート向けのテーピング固定を行いました