足首テーピング固定(内反捻挫予防)
《足関節の内返し捻挫とは?》
足関節(足首)捻挫の多くは、足関節を内側に捻って生じます。
その際、足関節外側の靭帯(前距腓靱帯・踵腓靭帯・後距腓骨靭帯)などが損傷します。
外くるぶし(外果)の前や下に痛みがあり、腫れ上がり、損傷度合いにより、内出血もみられる場合もあります。
また、外くるぶしの前や下を触ると、痛みを感じます。
足関節内側にも痛みが生じることがありますが、内反捻挫をした際に、内くるぶし(脛骨内果)〜距骨や踵骨につながる三角靭帯にも損傷がみらる場合、内側にも同様に痛みを感じます。
スポーツ選手にとって足関節は重要で、かつ繊細な動きを求められる関節の1つです。足関節捻挫(靱帯損傷)はスポーツによる急性外傷としては最も頻度が高く、かつ重症度の高い障害ですが、軽視されて慢性化する場合が多いので注意を要します。
《原因と病態》
足関節は外反より内反方向に可動性が高い関節です。滑ったり、踏ん張って急激な内反が矯正されると、外側にある前距腓靭帯などが伸びたり断裂します。多くが外側の靭帯が損傷する内反捻挫です。
サッカーやバレーボール、テニスやバスケットボール競技で特に多く発生します。右足で踏み込もうとした際や、ジャンプの着地時に人の足の上に乗り、足関節の内反が強制されて起こる場合が最も重症となりやすいです。
スポーツなどのほかに、歩行時でも段差などで生じることがあります。
《損傷度合》
Ⅰ度:前距腓靭帯の伸張あるい部分断裂、Ⅱ度:前距腓靭帯の完全断裂、Ⅲ度:前距腓・踵腓靭帯および後距腓靭帯の断裂に分類されます。
《応急処置》
1度捻挫と2度捻挫では、応急処置の基本と同様にPRICE処置をおこないます。
3度捻挫では、PRICE処置をおこない、さらに2~3週間の固定をすることがあります。
また稀に、不安定性の強いものには、手術をおこなうこともあります。
☆PRICE処置☆
↓↓
Protection(保護) Rest(安静)・Icing(冷却)・ Compression(圧迫)・Elevation(挙上)
①患部を安静に保つ
②患部をアイシングする
③患部を包帯などで圧迫する
④患部を高所に置く
⑤患部を保護する
これを基本にして行なって下さい。
《鑑別診断》
・二分靭帯損傷
・第五リスフラン関節捻挫
・腓骨下端部骨折
・アキレス腱炎
・フットボーラーズアンクル
・外脛骨痛
《テーピング固定法》
・3Mキネシオロジーテーピング5㌢を使用
・基本的には90度背屈位
・皮膚、筋肉、靭帯の走行の妨げにならない様に、背屈、底屈しながら貼る
・足をつき、違和感がなければOK
①前距腓靭帯〜三角靭帯サポート
足首を90度にたもち、内果からアキレス腱を通って外果にかけ、Uの字を描くように貼ります
②内反防止
内果から踵を通って外果まで、Uの字を描く様に貼ります
③前脛腓靭帯サポート
外果前面から脛骨にかかるように斜めに貼ります
④足をつき、痛かったり違和感が無ければOKです
3Mテーピングは、5日〜7日間程度保ちますので、入浴も大丈夫ですよ。
《エース整骨院での治療》
・低周波
・超音波
・干渉波
・ハイボルテージ
・リハビリ
・テーピング固定
・MCR
《リハビリ》
・タオルギャザー
踵をついてつま先でタオルをたぐいよせる
・バランスボード
両足や片足立ちでバランス強化
・ゴムチューブ
内、外反、底屈、背屈などなの関係する筋肉の
抵抗運動
エース整骨院八千代市大和田
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