季節の変わり目はギックリ腰、坐骨神経痛に要注意です!

こんにちは!

長い長い夏が終わったかと思えば、今度は一気に気温が下がり始めましたね!

この気温差に身体が追いついていけず、不調が特に出やすい時期となります。

エース整骨院に来院された患者さんの中で特に多い症状が、今ぎっくり腰と坐骨神経痛の併発です。

ギックリ腰や坐骨神経痛というような症状は、日常生活において簡単に多く起こりうる症状であり、季節の変わり目に多い症状のツーットップと言っても過言ではないと思っています。

〈ギックリ腰のあとにやってくる坐骨神経痛〉

ギックリ腰(急性腰痛)は、筋筋膜性腰痛や腰部捻挫とも言われていますが、主な原因として分かりやすいものですと、『中腰で重いもの、または子供を持ち上げた』『顔を洗おうとして前屈みになった』『長時間座っていて急に立ち上がった』というような原因はポピュラーかと思います。

文献には、『魔女の一撃』と記載されているように、瞬間的に激痛が走ります。

勿論症状の強さや出るタイミングは幅広く、『長時間運転していてじわじわと痛くなってきた』や、『朝起きたら動けなかった』など様々だと思います。

ギックリ腰というのは、急性のもの(重いものを持ち上げる、転倒するなどといった急激なな外力)によるものが分かりやすいかと思います。
 
しかし、急性ではない亜急性のもの→あらかじめ腰部に継続的な外力や負担が積み重なり、腰の筋肉や靭帯などの軟部組織が緊張した状態が続くことに加えて、腰椎の椎間関節、骨盤の仙腸関節にも同じようなストレスが加わり続け、ある時ふとした動きによって、限界を迎えた筋肉や軟部組織が損傷したり、関節が捻挫をおこしてしまい、激痛が生じてしまうのです。
 

こうなってしまった場合には、治療は勿論ですが、まず患部をアイシング、安静に、そして晒やコルセット、テーピング等で圧迫固定しなければなりません。 

軽度ですと2〜3週、重度だと1〜3ヶ月ほど治癒期間がかかってしまいます。

では、坐骨神経痛との併発はどうして起こるのでしょうか?

一旦ぎっくり腰が起こってしまうと、足を引きずってしまったり、いたみが出にくい不良姿勢をとってしまうと、傷ついていない周りの筋肉や組織が段々と固まってきてしまいます。
そうなってくると、人体中もっとも太くて長い坐骨神経を過緊張状態の筋肉によって締め付けてしまうのです。 
特にお尻の筋肉によって坐骨神経を締めつけ圧迫してしまいます。

坐骨神経痛の場合、ギックリ腰と症状の違う点がありまして、①痛みの箇所②痛みの感覚③痺れが出る場合がある
④足の感覚の変化  などがあげられます。

①痛み箇所については、腰よりも少し下、お尻っぺたに痛みが生じます。

②痛みの感覚については、どちらかというと鈍痛よりの痛みで、痛だるいような感覚です

③痺れがでる理由としては、お尻の下の出っ張り(坐骨)
を覆っている筋肉である『梨状筋』により、神経が締め付けられるため、痺れを感じることがあります

④感覚については、冷たい感じがする、または感覚が鈍いなどがあげられます。

もちろん、衝撃によりヘルニアや分離症などが起きる場合もありますので、徒手検査による鑑別診断が必須ではあります。

しかし病院でMRIやレントゲンをとっても、異常なしと言われてしまう事が多く、ご自身の傷病名がよく分からずに来院されてくる方もいます。

〈どのように対処すればよい?〉

①同時に起こってしまった場合

②ギックリ腰の少し後に坐骨神経痛が出てきてしまった場合

③坐骨神経痛だけでてしまっている場合

どのパターンの場合でも同じです。

まずは患部を触り、熱感や拍動性の痛みがあればアイシング、熱感がなく鈍痛なら温めます。
あとは一緒で安静、コルセットなどで圧迫固定、痛い方を上にして横になるなどです。
注意すべき点は、立つ・座る・起き上がる・下のものを取る・体を捻るなどはさけ、やむおえなければ膝を使い、必ず中腰姿勢にならないようにしてください。

落ちついて動けそうでしたら、最寄りの整骨院等に通院していただき、しっかりと診断を受けてみて下さい!

〈予防&リハビリ〉

治療により、症状が落ち着いてきましたら、ストレッチを積極的に行い、再発防止に勤めましょう!

いくつか例をあげますのて、実際にチャレンジしてみて下さいね!

各ストレッチは、15秒間程度、ゆっくり深呼吸をしながら、左右やってみてくださいね!