スポーツをやっているお子様に多い股関節の痛み《グローインペイン》
【股関節の痛み=グローインペイン症候群とは?】
《グローインペインて何?》
サッカー等の脚をよく使う競技で多く発症する、股関節の痛み(特に鼠蹊部の痛み)のことをいいます。
病院の治療では治癒までに時間がかかることが多く、本当の原因を特定しにくい為、鼠頸部痛症候群とも呼ばれています。
グロインペイン症候群はまだしっかりとした治療法も確立されていない為、長期間の保存療法でも有効な改善がみられず、競技復帰が大幅に遅れてしまうケースも稀ではありません。
また、グロインペイン症候群とは、1つの病気を指す言葉ではなく、
①恥骨結合炎
②内転筋腱障害
③腸腰筋腱周囲炎
④スポーツヘルニア(鼠頸部ヘルニア)
などの障害を総称して使われています。
《症状》
グローインペイン症候群の主な症状は、サッカーの蹴る動作やランニングなどの繰り返しの跳躍などの運動によって、鼠径部や下腹部、内ももの付け根などに痛みが生じます。悪化すると、歩行時、立位時、立ち上がる、階段の昇り降り、靴下を履く、などの動きの際にも痛みを生じ、さらには安静時や、夜間にも痛みが生じるようになる場合もあります。
速やかに治療を行わないと、どんどん悪化し、かばっている筋肉や組織が硬くなり、股関節の可動域制限、筋力低下も見られるようになります。
《原因》
スポーツではサッカーでの発生率が特に多く、オーバーユース(使いすぎ過ぎ)などにより、鼠径部、体幹から股関節、骨盤に過度なストレスが繰り返しかかり、その代償として、
・筋力低下や柔軟性の低下、拘縮がおこる
・股関節の可動域の低下、全身の連動動作の不安定性、身体のコントロールの低下
等が連鎖して起こり、最終的に患部に炎症、痛みを引き起こします。
しかし、トレーニングの内容や時間、負荷のかけ方や個々の生活習慣などの影響もプラスされる為、これという原因に絞ることが中々難しいと言われています。
グローインペインは一度発症すると慢性化しやすく、完治した後も身体機能が低下する度に再発してしまう恐れがあります。
《他の疾患との鑑別》
恥骨結合炎、単純性股関節炎、大腿内転筋付着部炎、大腿直筋炎、腸腰筋炎、鼠径ヘルニアなど
《自宅でできるケア》
股関節周囲の定期的なストレッチ、体幹トレーニング、マッサージ、入浴、アイシング、休息など
特に休息とストレッチの二つに関しては、最も重要なケアとなります。
この二つをできるかできないかによって、治るまでの期間に大きな差がでてきます。
《股関節のストレッチ》
《体幹トレーニング》
①臀部の筋肉を鍛えます
片足を膝に乗せ、踵に力を入れてお尻を床からはなし、一直線になるまであげて行き、ゆっくり降ろします。
これを15回2セットやりましょう
②体幹の筋肉を鍛えます
肘をつき、下側のお尻から足を床から離し、への字になる様にします。この状態で30秒キープします。
【エース整骨院での股関節治療】
・股関節矯正
股関節のズレを解消し、痛みを取り除くとともに、関節の可動域を広げていきます。
お子様でも可能な施術です。
・股関節(腸腰筋、内転筋へのアプローチ)
股関節の動きを支えている体幹の筋肉を緩めることにより、施術後の歩行、ランニングがスムーズになり、痛みも軽減します。
エース整骨院八千代市大和田
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